人形の着物屋さん 雅楽

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ブックトトーク 鼻 Ⅳ 伸びる鼻

神通力や魔法で、鼻が伸びたりもとに戻る。このパターンはいろいろあります。


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ディズニー ゴールデンコレクション
ピノキオ」ウサギ出版
何世代にもわたって、映画・ビデオ・DVDと
変わりながら親しんできた、
ディズニーキャラクターの方が、
なんといっても、皆の中に刷り込まれている?
絵本も、いろいろ出ています。



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[Pinocchio]
C.COLLODI・文 
カルロ・ロレンツィーネ原作

子供の本にしては結構長いお話だと思います。
この英語版もかなり厚さがあります。


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「鼻の小人」
リスベート・ツヴェルガー・絵 
ヴィルヘルム・ハウフ ・作 
池内 紀・訳   太平社

魔法使いの家でうとうとしている間に見た夢は調理人になって働くリスの姿。
眼が覚めて逃げ出すと、7年もたっていてしかもちびで鼻の長い小人になっていては、
両親にもわからなくて、追い払われてしまう。
行くあてもなく、ひょんなことから調理の腕を見込まれて領主の調理人となるが~

ツェルガーの最近の絵は、この半球型の衣裳が多いですね。

作者のハウフは、ドイツではアンデルセン・グリムと並ぶ作家。
知ってる?しらない?
24歳で亡くなって童話は3冊しか残していない。、
長生きのグリム達ほど、多作ではないため、日本では、著名でない?
が、調べてみると、この作品は1980年には
「こびとのはなすけ」で翻訳されていたのだけど~



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「ちびのムック」
ヴィルヘルム・ハウフ 文
モニカ・レイムグル―バー・絵
おおしま かおり・訳 ほるぷ出版


なっているイチジクの種類で、伸びたりもとに戻る。
チビだけれど、優しいムックの苦労と活躍。

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「隊商=キャラバン-」ハウフ作 高橋健二
岩波少年文庫
「盗賊の森の一夜」ハウフ作 池田香代子
岩波文庫

夜晩をしながら、順番に経験談を話し合う
枠物語形式で書かれたハウフメルヘン短編集。
アレッサンドリア物語」と3冊の著作。(大人向けの小説は他にもある)
隊商・アレッサンドリア物語の通り、舞台がアラビアの話が多いですね。
作中の「コウノトリになった王様」は小さいころ読んだ記憶があるのですが、
アラビアンナイトの中の話とばかり思っていました。
それも、不思議ではないですね。

ドイツ語圏のツヴェルガーさんが
どしどし、ひろめていけば、もっとわくわくする話が日本にも広まるかもしれません。
期待しているのですが~

つらい目に合う内容も多いのですが、
許容力があるというか、ハッピイに静かに暮らす終わり方が多いです。



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「はなののびる王様」
 横田稔  福武書店

ちょいと線描きした感じの曲り鼻が、ななんと!!
ビューンとどこまでも伸びる、奇想天外さ!!
鼻をロープ代わりに使って、お城を抜け出しては
いろいろな、体験・冒険をする王様のおはなし。
パステル調の絵が、のんきな王様の雰囲気にぴったり。
シリーズで出ています



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にほんむかしばなし「ふしぎなたいこ」
石井桃子 文  清水昆 絵
岩波書店


琵琶湖のげんごろうぶなの伝説です。
岩波の子どもの絵本シリーズの1冊です。