人形の着物屋さん 雅楽

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ブックトーク Ⅷ 日本の行事と食べ物

Ⅷ  日本の行事と食べ物
昔と違って、現在、家庭のごちそうは、冠婚葬祭のうち、行事(祭)ぐらいですか。
神社仏閣と結びついた行事は、まだ伝承されていますが、
家庭では、もう、めっきりイベント化か、
全国一斉企画みたいになってしまいましたね。

年の初めのお正月から始めましょう。
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「14匹のおもちつき」
岩村和夫 
童心社


 
お正月の歳神様をお迎えする床の間に飾る鏡餅。年内、31日は一夜飾りと言って避けるので、その前に準備します。
懐かしい臼でつく餅つきが、丁寧に書かれています。
私の実家では、父が生きている間は(1985)、嫁いだ姉妹(6人姉妹)がみな集まって、
盛大な餅つきをしていました。1斗もついていたのですよ。
関西なので丸もち、その場では餡餅(大福)にして食べます。
主人は山形なので、ついた餅をその場で粉を付けないでちぎって この本のように
あん、黄粉、クルミ、そして納豆に絡めて食べます。
→このために新婚早々に餅つき機を購入いたしました!!!今は、年中真空パックのお持ちがあるので、安心ですが。
クルミは、すりばちですりながら砂糖と水を少し加えると、白く乳化した感じになります。
香が良くておいしいです。
マンションでも、12月の初めに自治会主催で交流の場として「餅つき会」が、
ずっと続けられています。


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「おもちのきもち」
かがくい たけし
講談社



伸びるおもちの食感が、そのまま絵になった  !!


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おばあちゃんの行事食シリーズ
「おばあちゃんのおせち」
野村 たかあき 作
佼成出版社



昔ながらのおせちのしきたりや作りを、おばあちゃんに教わる孫のきりちゃん。
伝統的な、昭和を感じさせる行事・しきたり風景が、版画で紹介されています。

我が家では、正月すぎに集まるので、最近はもっぱら手抜きで注文!


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「おせちのお正月」
ねぎしれいこ 作  吉田朋子 ・絵
世界文化社

フェルトなど食材に合わせた布絵で構成されていて、立体的に見えます。



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「とりおいの日」
なかむらひろし・作
わたなべきょうこ・絵
リーブル



こしょうがつのお話です。
雪国では、小正月は、正月も忙しい主婦や、子供たちの“ねぎらい”の日です。
改めて餅をつき、餅花を飾ります。
鳥追いは新潟県の桑取谷に伝わる子供の行事です。
かまくら も、子供たちの雪の中の行事ですね。


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行事むかしばなし・二月節分のはなし
「鬼といりまめ」
谷 真介・文
赤坂 三好・絵



節分といえばまめまき・
鬼畜と嫁とり話。
一生懸命尽くした鬼畜ですが、嫌われてしまう。
なんか、こういった話は、ちょっとかわいそうになりますね。