人形の着物屋さん 雅楽

ホームページから始めてヤフーブログ15年 こちらに移りました。

双六

 人生はそれぞれに双六模様

 ごろりと一人酒

 ぶらり旅も良し 

 三味線片手の鳥追い道中

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 茶など一服

 路端の花に心寄せ

 まあノンビリといこうか


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 上り 
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  *2009年 年賀状用に作製しました。
   双六は、鏑木清方の双六のレプリカ版です。
   鳥追い三味線は、ちんどんやオーダードールです。
   男装の袴は 往年のテレビドラマ 「琴姫七変化」のイメージで。

   ~花を摘む手に刀が似あう 城の雀がそう ゆうた~  
   これ、うたえますかな?
   ついで、こねこちゃんにも小さな袴作っちゃいました。


 11月、突然小倉に住む長女の舅が入院、
   末期癌、余命年内告知  の知らせが入りました。

 孫の智君は両方のおじいちゃんが大好きです。
 二人とも甘い甘いおじいちゃんで、
 何でも言うことをきいてくれるのですから。
 小倉のおじいちゃんには「碁」を教えて貰うのを楽しみにしていました。

 1ヵ月半の間、できるだけ会いに行っていました。
  クリスマス前の休みにはまだ意識もしっかりしていて、
 「またすぐ来るからね」と言って帰ったあとから、
  今まで張り詰めていた力が萎える様に、体調が落ちていったそうです。
  智君が駆けつけたときにはもう意識もなくなり、
  12月28日 召天されました。72歳。
 
 世界の果ての国まで出かけてのお仕事が続いた後も、
 とってもお元気で働いて、新しいことにもチャレンジ旺盛。
 余命年内 が信じられないくらいでした。
 最後まで痛さを人に見せないで、頑張りとおされたそうで、
 1ヵ月半、あっけないくらいの早さでした。

 初孫の智君の昼寝顔を何時間も側で見ていたおじいちゃん。 
 智君が書いたお手紙は入院ベットの枕元に飾ってあったそうです。
 4歳の智君は実際何処まで認識できているのか、
 葬儀の間も元気で、お骨上げまでしっかりと勤めていました。
 次に行った時にはやはり
「おじいちゃん来たよ!」といってしまうのでしょうね。

 30日、蜻蛉帰りで葬儀に参列してきました。
 「智君が成人するまで、ガンバッテ元気でいましょうね」
  おかあさまと、そう話して帰りました。