人形の着物屋さん 雅楽

ホームページから始めてヤフーブログ15年 こちらに移りました。

ブックトーク 鼻 Ⅴ 女性版

進みすぎたので元に戻って

女子の場合だって、美人不美人、いろいろと巷はかしましい。


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「潤一郎新訳 源氏物語
巻二-末摘花-
谷崎潤一郎   中央公論社



高貴な宮家でもおちぶれると身なりが整えられなくて
どことなく古臭いお姫様にも、興味を持つ光源氏
鼻が大きく下がり、先がやや赤い。
末摘花は「紅花」の別名。
「紅花」は、言わずとしれた染料と京紅の「紅玉」にするために、
花の先(末)を摘み取る。
実際はほとんど黄色で、赤はほんの少しなのだけど(だから貴重)、
見たことなどない京の貴族には紅花=赤い花なのでしょうね。
名前はきれいだけど残酷ね。
字も歌も下手の取り柄がないけど、
光源氏は可愛そうになって、身のまわりの品々を送り届ける、
ま、モテ男はさすが細やかです!!
この「谷崎源氏」全巻は、昭和26~29年版。
その後出た「新々訳」あたりからが記憶にあります。
箱入り豪華版と、若かった私には高値の花でしたので
図書館で既刊済みの「与謝野晶子源氏」から読み始めた記憶があります。
今では格安アマゾンになっています。
さすが、豪華本全集。箱入り。全ページに蓮華地模様、装丁は前田 青砥。
完成した「寂聴源氏」が、現代語に近く、文庫本もあるし一番読みやすいけど~


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ヤフー画像
あさきゆめみし
大和 和紀 作
もっとわかりやすいのは、これって、
誰かが言っていた。




  
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ヤフー画像より
なんといっても、昭和40~50年生まれの
女の子たちのグッズはこれ。、
そして、誰もがきっと歌えるでしょう!
~そばかすなんて 気にしないわ。
 鼻ぺちゃだってだってお気に入り~
コミック史上、最高の売り上げを記録した
キャンディ・キャンディ」ですが、
原作権騒動から、現在は一切の再販、
グッズ販売さし止めとなっています。
アマゾンでもブックオフでも高価すぎて!!
しかもばら売りはしてくれない。
でも、このもめごとを聞いた時、思いました。
「えっつ!あれって脚長おじさんのパクリじゃない?」
で、私の間違いかどうか調べてみました


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設定会議上、
“みなしご孤児院育ち・憧れの人が身近にいた”
の設定は「あしながおじさん」→担当者
「ローズの季節」オルコット作→ いがらし由美子
赤毛のアン」C・モンゴメリ水木杏子
だったようです。
オルコットは「若草物語」しか読んでいなかったので、
読んでみました。「~季節」は、意外と高いので、続編の「可愛いローズの小さな愛」山主敬子訳 ポプラ文庫 にしました。
五十嵐さんのイラストで、キャンディ・キャンディ読んでいるみたい!
少女小説に簡略されていて、年寄には、歯が浮く感じで、読みつらい
私、正直なところ、「コバルトブック」「青い鳥文庫」系が苦手なのです。
みなしごになった大富豪の娘ローザが、親類に引き取られて7人のいとこたちと成長していう物語です。男女のいとこのキャラクターが、キャンディに投影されている?
赤毛のアン」は、村岡花子さんでなく最近版があったのですが、ちょっと義理の姪のところ行っているらしく、取り損なってしまいました。

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ヤフー画像
若草物語」といえばこの1949年版の映画。



エイミーが鼻ぺちゃを気にして、毎晩、洗濯ばさみで鼻をつまんで寝るのです。 
学校で叱られて、罰に両手を鞭棒でたたかれるのですが、その時涙をこらえて、
ぐいっと顔(鼻も)を上げるのです。そのきれいなお顔!先生もたじたじ のシーン!
演じたのは、「クレオパトラの鼻」と言わしめた絶世の美女クレオパトラをも演じた、
若き日の エリザベス・テーラーでした!!
物語よりもやや高い年齢の配役なので、確か高校ごろ、リバイバル映画としてみても、
安心して楽しめる映画でした。 もう一度観てみたいな。

私は、もう典型的に鼻ぺちゃ。いわゆる鼻梁がないので、老眼鏡が手放せない今、
ずり落ちるので、困りますね。金属フレームなど、押さえの部分がずりずりと変形。
100円ショップの、プラスチック一体型が、一番長持ちしてくれます。