人形の着物屋さん 雅楽

ホームページから始めてヤフーブログ15年 こちらに移りました。

映画 みてきました

関西向けも、頑張って作って送ったので、

小休止。

30日までだというので 雨にならないうちに、映画みてきました。

映画館は、どこに行くにも電車で10分はかかるので、

なかなか行きたくても行けなかったのです。

その上、1日1回だけですよ!

思い立たないと、なかなか腰が上がらないのですよ!

シニア1000円を利用して行くのは、智君のお供のアニメばかり!
(夏休みには ナルト ブラッドプリズン観てきましたから)



新藤兼人監督の 「1枚のハガキ」

広島出身だけに、舞台は広島

 友子のハガキの住所は  安芸郡だったような。
 啓太は三原市の崎島って言ってましたね。

今ではあまり使われないような、「つか~さい」(これ丁寧語ですからね)が頻繁にでてきて~

全編、貧乏の割には丁寧語がつかわれていました。

98歳監督の集大成だそうですが、

そうですね、極貧の家族を描いているのに 

すべてに様式美を感じました。

98歳から見ると、戦争も、人間のどろどろも、一つの運命、

すでに様式化しているのでしょう!!

登場人物も限られた人数で、茅葺の民家はその縮図ですね。
(出来たばかりのようなきれいな茅葺屋根が、板の間に蓆を敷いた座敷とは対比的でした)

背の高い、足の長い とよえつが、峠を歩いてくるすがた、

水桶をかついで二人で歩く姿がが いいですね。

この人の遠目、歩く姿は、好きです。

感情をむきだしにして、なお冷静な 女は 大竹しのぶならではですね。

「一粒の麦をまこう」

焼け落ちた民家の跡地にまいた麦粒、

聖書の言葉通り、まっすぐに実った麦穂が

監督の、すべてを語っていましたね。

ちなみに、平日だし、もう終盤なので、ガラガラ状態でした。

雨も降り始めました。