人形の着物屋さん 雅楽

ホームページから始めてヤフーブログ15年 こちらに移りました。

ブックトーク 大きな木 Ⅰ

ブックトーク 大きな木
日本で一番古い木って、知ってますか。
屋久島にある、杉の中で「縄文杉」と呼ばれるものがそうです。
屋久島の杉で、樹齢 1000年以上経たものを屋久杉と呼び、他は小杉と呼びます。現在見ることができる屋久杉は、小杉の大群と利用に不適として切り残された異形の巨木ということになります。
その中で最大のものが、樹齢 6700年と推測される、「縄文杉です」
現在では15メートル離れた地点からでしか、見ることができません。



イメージ 1
イメージ 2

縄文杉に会う」
文 立松和平 写真日下田 紀三(ひげた のりぞう) 講談社


屋久杉自然館館長を務めた 日下田さんの写真に、
立松和平さんが、縄文杉に会うまでをつづった 作品です。
立松さんと一緒に歩いているような感じを覚えます。
山歩きをしていたころなら、大丈夫だったでしょうが、今ではもう足元がおぼつかなく、自信がありませんね。





イメージ 3
イメージ 4

「時間(とき)の森 ~屋久島」
写真、文、 山下 大明(ひろあき) そうえん社

屋久島在住の写真家、山下さんの作品集。
縄文杉は無理でも、古代杉までなら、ツアーで行けるかも?




イメージ 5
イメージ 6
イメージ 7


「木」
佐藤忠良・画 木島 始・文 福音館書店


彫刻家の(絵本では大きなカブ)佐藤忠良さんが、15年にわたり
彫刻の合間に書き溜めた 木のスケッチに、文をつけたものです。
最初と最後に、木と一緒の忠良さんの写真があります。
屋久杉もそうですが、大きな木の、たくましいコブが、見事です。




イメージ 8
イメージ 9
イメージ 10


「はるにれ」
写真 姉崎一馬  福音館書店




自然写真家の姉崎さんの写真集第一号作品です。
広い野原に、1本だけ立つ、大きな春楡の四季の移り変わりを、
克明にとらえた写真集。何度通ったのでしょうね。
写真だけですが、その孤高な姿が圧巻です。
北海道豊頃町幌岡に立つ2本で1本のような はるにれですね。





イメージ 11
イメージ 12
イメージ 13
「木のうた」
イエラ・マリ 作  ほるぷ出版


字のない木の絵本だったら、これ!
大きな1本の樫の木の四季の姿と、周辺の草花と、小動物の姿。
字はありませんが、たわわに実ったどんぐりで、 樫の木の存在感を示します。
しろい空、太い黒い幹、一面緑の葉、 真っ赤な紅葉 と、
単純な色使いが、いつまでも印象に残ります





イメージ 14
イメージ 15

「かしの木」
ゴードン・モリソン=作 越智典子=訳 ほるぷ出版


大きな樫の木の1年が、図鑑的要素もいれながら語られています。
ラストの新しいどんぐりの芽生えが、いいですね。




イメージ 16
イメージ 17


「森はオペラ」
姉崎 一馬 クレヨンハウス



写真家の姉崎さんによる、森の木々のいろいろな表情に
一言を添えた写真集です。






イメージ 18
イメージ 19
 「もりのえほん」
安野 光雅  福音館書店



細やかな安野さんのタッチで描かれた、木々の葉が、煙るようです。
いろいろな動植物が紛れ込んで書かれているのを探すのも楽しいです。
表紙絵は、奥入瀬渓流でしょうか?






イメージ 20
イメージ 21
「木のまつり」
新実南吉[作]鈴木靖将[絵]
新潮社 





新実南吉の作品に、鈴木画伯は、「蛍の舞う季節に香りの強い白い花をつける木」として、菩提樹を書かれました。
今にも匂ってくるほどの、一面の花が、いいですね。
ニセアカシア(ハリエンジュ)、ウツギ、えごの木、なども大きくなり、匂いますか。
南吉は何をイメージしたのでしょうかね?




イメージ 22
イメージ 23
イメージ 24


「木がずらり」tupera tupera(亀山逹矢 中川敦子) ブロンズ新社


いろいろなイラストで描かれた木が、折り畳み本で次々に現れます。
表は昼、裏は夜の姿で、また雰囲気が異なります