人形の着物屋さん 雅楽

ホームページから始めてヤフーブログ15年 こちらに移りました。

ブックトーク  Ⅹ くだもの

Ⅹ 果物にまつわる絵本
やや趣向を変えてみましょう。
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「くだもの」平山和子・作 福音館書店

さくらん
この本に出てくる果物にまつわる絵本を集めてみました。

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ハリネズミのブルブル「森のサクランボつみ大会」
二宮 由紀子・作 あべ 弘士・絵 文渓社

題は、サクランボつみ大会なのですが、サクランボつみから始まって、
ハリネズミ達は、何をしようとしているのかをどんどん忘れてしまう  という、
読んでいるこちらまで、なんかよくわからなくなる話。

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ちいちゃな女の子のうた 「わたしは 生きてる さくらんぼ」
デルモア・シュワルツ ぶん バーバラ・クーニ-  え
しらいし かずこ やく ほるぷ出版

白石和子さん訳の、詩です。
サクランボのように生きる  ってのは、うーんよくわからない。
マザーグースの中で、子供たちが将来のことを占うのに
サクランボの種を飛ばす~ というのがあるけれど。


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やっぱり。サクランボは食べるに限る!!
毎年楽しみ、天童直送さくらんぼ・
主人は山形天童出身です。
結婚した頃(1973)は近隣農家ではまだまだ、「さくらんぼは博打」といわれるほどでした。雨が降れば全部割れてしまうからです。それまでは、ずっと缶詰用でした。
しかも、山形―広島間はまだ宅急便などない時代。
郵便で送られてきたものは、全滅!だったこともありました。その後、航空便に変わり
朝、飛行場から「サクランボが届いていますのでお持ちします」と連絡がありましたね。
鮮度が命のさくらんぼ、近くに住んでいた妹が車で待機してくれていて、
広島市内の実家などにも、届けてくれました。おいしいものはおいしい時期に です。
今は、雨除けに、果樹園全体にビニールの天蓋がかけられています。
発送も宅急便で、なんということはありませんが、やはり「スーパーのよりおいしい」と
評判で、あちこちの姪や甥に直送してもらっています。

すいか
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「ありとすいか」 たむら しげる  ポプラ社

イカに果敢に挑むアリたちが、まるで「ガリバー旅行記」の小人の国みたいです。
圧倒的な大きさを感じる、好きな絵本です。

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「30000このすいか」
あきびんご  くもん出版

畑の30000個のスイカが、明日には食べられるという話を聞いて、
全員で脱走を図ります。野を超え、山を越え、崖の上にたどり着き、
沈む夕日について行こうと~  ここからが、どっこい急展開していく。
この発想転換には、ただただ 脱帽。
作者は、染色・絵画の日本画家。絵本は還暦祝いに書き始めたと言うのですが、
そのバイタリティにも同世代として脱帽。


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「すいか」
文・石津 ちひろ 絵・村上 康成  小峰書店

小さい頃は、スイカは丸ごと買い、しかも二つ結わえられたものを!!
必ず家族で縁側に並んで座って、ぺっ!ぺっと種を出しながら食べるのが、
夏の風物詩でした。
そんなことを思い出させる、絵本です。
文章の頭がす・い・かではじまる、言葉遊びの本でもあります。