人形の着物屋さん 雅楽

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まさしく 薔薇

波紋の錦紗に

紫ががった青(紺紫)のぼかし染


手描きのまさしくばら色の大輪の薔薇。

さっとぼかして染めて、

はなびらの重なりや反り返りを

濃い色で無造作に線描きしても

まさしく薔薇 そのものですね。

帯は古い丸帯を使ってみました。

まつぼっくりに鶴の模様が織り込まれています。

大きめな文庫結びです。

長襦絆も洗い張りされた古い錦紗の羽織裏を使ってみました。

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******錦紗、綸子など艶があるものは、普通には、艶のないほうが表なのですよね。
   で、この古い着物も、定石とおりに縫ってありました。
   解いてみると~
   艶のある方に、金粉の花芯、葉には葉脈が手描きされているのです!
   手描き花のの染料がしっかり表裏に染み渡っているので、
   私も何度もみなおしてみましたよ~
   艶なしの面は色焼けもしているので、
   きれいな裏面がそのまま新しく使えました。

   レトロな羽織裏からは、長襦絆2枚がやっと取れるくらいです。
   全サイズが一堂に出来上がらないのも、
   このあたりに原因がありそうですね。
   ぼちぼち、しかし、急いで、仕上げています!


   **1枚売却済