人形の着物屋さん 雅楽

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二月歌舞伎こぼれ話

今月の出し物は

17代目 当たり役の一つ「俊寛」ですね。

平家物語「鹿谷」鹿谷事件を元にした、

流刑地での恋人を赦免船に乗せるか否か を

中心にした世話物狂言になっています。


平家物語では 成経・康頼は熊野権現を祭り、
赦免を祈り、卒塔婆に祈願を書いては流していたのです。
この卒塔婆が流れ着いて、
差し出されて、二人だけに赦免が降りたのですよ。
俊寛は、結構なまくら坊主でただ身を嘆いていただけだったようです。

ところで、この卒塔婆が流れ着いた場所、

清盛因縁の  厳島神社なのです!!!

厳島神社の本殿から少し先の回廊の途中に
「成経 卒塔婆 漂流地」とかいった看板があるのですが、
意外とと皆みすごしていってしまうので、
あまりしられていないのです!

俊寛を見ながら ふと思い出したりしました~