人形の着物屋さん 雅楽

ホームページから始めてヤフーブログ15年 こちらに移りました。

SD 振袖  銀燭

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濃紫のしぼがしっかりしたお召し生地。
いぶし銀の大きな薔薇。
花びらの部分がぼかしに織られているので
立体的に浮き上がって見えます。
裾、肩、袖下(身頃と重なって、一つの薔薇に見えますね!)袖後ろ上
に薔薇を配置して作りました。

帯は皂色(くりいろ)に、銀糸の雪霰・撫子・菱が一面に織られた古い西陣の丸帯で作りました。

渋い、何処までも渋い組み合わせになりました。
小物は青緑系で色目をつけました。

みどりは昔から好きな色なのですが、
この青緑に心引かれているこの頃です。
登場回数も多い?

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昭和30年代に流行った柄織り(金糸・銀糸・ラメ)
のお召しの典型ですね。
今でもお召しは高級品ですが、
この時代の織り模様はすっかり影を潜めてしまっています。
  (そのせいか、リサイクル市場にはたくさん放出されています)